アニメ『カウボーイビバップ』の魅力 - ソロ充の寄せ集めが良い。
こんにちは。好きなものを語る時に別の何かを引き合いに出さないと語れないオタクです。
さっきスパイダーバースを見てきたんですが、AMERICAだった。ということで、スパイダーバースを見て思ったことを思ったまま書いていきます。
と思ったらカウボーイビバップの記事になりそうなので、これはもうカウボーイビバップの記事として上げます（迫真）
内容としては、「僕がカウボーイビバップを好きな理由」を書いていくと思います。
大変申し訳ないのですが（誰に？）、スパイダーバースは別で書きます。よろしくお願いします。
ソロ充の寄せ集めチームが良い
ぼっちじゃないです。天涯孤独おじさんでもないです。
スーパー戦隊シリーズより仮面ライダーが好き
子供の頃の僕たちは、日曜の朝になると必ず起きてテレビの前に噛り付いていましたね。そう、僕たちは物心ついた頃から、"スーパー戦隊シリーズ"に親しんできました。親しんだスーパー戦隊シリーズですが、（僕は朝7:30に起きるなんて不可能だったので8:00の仮面ライダーから親しんだというか何なら8:00も怪しかったと思う）僕はどっちかというと仮面ライダーが好きだった。（戦隊の方は親しんでないからね。当たり前だね。）
見た目の話になりますが、仮面ライダーの個性ガン押しみたいな姿が好きなんですよね。まあ1号2号は置いといて、例えば平成ライダーの『仮面ライダーアギト』には3人のライダーがいるけど、見た目から「あ、こいつらバックボーン全然ちゃうやろな。」ってのがすぐ分かる。なんか1人野生みたいなやついるし。そんな奴らが手を組んで一つの目的に向かってアレコレするのが好きなんですね、僕は。まあ言うてライダーが複数出てくるようになったのは平成に入ってからなんだけど（超絶早口）
▲「メカ・大衆受け・野生」のライダー達。
それに対してスーパー戦隊シリーズ、個性が、色。（見た目の話です。）あと、朝早すぎる。頑張って起きたと思ったらもうエンディングですわ。it's a true world？それ、褒め言葉ね。いや、これは悪口じゃない。スーパー戦隊シリーズに対する悪口とかでは全然ないんだけど、もしこの先僕が社会に疲弊して、世の中に絶望して、そして目の前に見えてるこの世界の""色""さえ失われてしまったら、見分けがつかない。色も彩度が高すぎて美しいとは言えないし、目がチカっとチカチカするし、だからそんな理由で、僕は仮面ライダーシリーズの方を好んで見ていました。（起きれなかっただけでは？）
ビバップ号はソロ充の寄せ集め
そして10数年の時を超えて、そんな僕の心を掴んだ作品があった。それがカウボーイビバップです。
カウボーイビバップとは、なんか未来？の宇宙を舞台に、賞金稼ぎの主人公と愉快な仲間たちが繰り広げるドタバタ・ハードボイルド・アクション・アニメですが、まあ言うて読者の方々にはお尻の人も多いかもしれません。
アニメ好きでビバップ見てない奴はモグリ。
そうそうコレコレ。このサムネの悟空みたいなヘアースタイルの人が主人公ですね。賞金稼ぎの。稼いだ賞金を、賞金首を捉えるときのドタバタで大体( ᐛ👐)ﾊﾟｧにしてしまうというお約束属性を有する彼ですが、マアかっこいい。( ᐛ👐)ﾏｧ。カッコイイんだよな。
そして彼の周りに集まる愉快な仲間たちですが、性別も年齢も国籍もバラバラだからまあそりゃあ個性的になっちゃうんですよね。その時点で良い。その時点で良いんだけど、さらに一人一人に深いドラマが透けて見えるというか、それが各々が"実力者"である所以ですよみたいな。「今まで一人でやってきた」って奴らなんですよね。基本的にソロ充なんだよな。そんな奴らがひょんなことからたいへーん！遅刻ちこｋ何かのきっかけで手を組むってのが、最高に最高なんです。モブが何人集まったって、切り札は巨大ロボを呼び出すだけになっちゃうんですよね（悪口じゃないです）。キングスライムになるのが関の山なんです。オマエな、一人でやってみろと。オマエは自分の力だけで生きた時あんのかと。いや良さはある。もちろんモブが集まっただけのチームを描いていても、面白い作品は星の数ほどあります。でも僕が見たいのは「アンサンブル」じゃなくて「ギターバトル」なんだよな。そう思うだろ…？お前も……！！！
ジェット（CV. 石塚運昇）
ゴリマッチョデカ。
スパイク（CV. 山寺宏一）
やれやれ系主人公。
フェイ（CV. 林原めぐみ）
コールドスリープおばさん。
アイン
人間ナメナメ犬。
エド（CV. 多田葵）
ｽｰﾊﾟｰﾊｶｰ。お絵描き１０６ う～～にゃ～～ぁ・・・エド寝起き・・ / mp さんのイラスト - ニコニコ静画
そしてエド。
エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世。エドの喋り方って月ノ美兎に似てるよね。
この4人と1匹の着かず離れずの距離感が好きなんですよね。馴れ合いじゃない距離感。wakaruka?????最高だよなァ！？
音楽が良い
音楽が良いから雰囲気が良い。
俺たちの菅野よう子
何？なんか破裂した？ような管楽器？から始まるOP『Tank!』は、どこかで耳にしたことのある方も多いと思います。
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あと歌詞がない。歌詞がないOPのアニメは大体名作説。
作中BGMもブルースだったかと思えば、ビバップ号のテレビからは小気味良いカントリーが流れ出す。メタル回があったり、口笛になったり（！？）、オペラを聴かされたり。ア〜〜〜〜グローバル。グローバルだナァ〜〜。チャイナタウンとか出てくるし。グローバル〜〜〜〜。よくかかってるブルースハープのやつ好き。
変幻自在なカウボーイビバップの音楽を担当してるのは、菅野よう子氏。
カウボーイビバップ サントラ1
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カウボーイビバップの音楽の拘りは、そのサブタイからも見て取れます。
全てのサブタイには何かしらの音楽的要素が含まれており、3話のサブタイである『ホンキィ・トンク・ウィメン』はストーンズの曲だし、他にもQueenやLed Zeppelinの曲名がついていたりもします。4話の『ゲイトウェイ・シャッフル』は分からないけど、『マッシュルーム・サンバ』が「サンバ」で許されてるのだとしたら、もしかしたら「シャッフル」単体できてるのかもしれませんね。無理やりやろ。いや良い感じになってるけども。
第7話『ヘヴィ・メタル・クイーン』
カウボーイでテルプシコレを知らない奴はモグリ。
爆発物のスペシャリストで賞金首のデッカーを追っている最中、スパイクは女トラッカーのVTと出会う。一方、賞金を一人占めしようと別行動でデッカーを探していたフェイは、一度は発見するが取り逃がしてしまう。それを知ったVTは、トラック仲間からの情報でデッカーが乗った機体の追跡を開始するが……。全編に流れるヘヴィ・メタルが痛快！
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その中でも僕が好きなのは、第7話の『ヘヴィ・メタル・クイーン』です。
7話のテーマ曲『live in baghdad』は、作詞：Gabriela Robin 作曲：菅野よう子 歌：遠藤正明。
どこの国の言葉とも言えない特徴的な詞に、遠藤正明。（！？）
ちなみにGabriela Robinは菅野よう子氏の別名義なんですが、謎の言語で作詞をすることで知られているようです。僕はこの曲しか知られていませんが。
あとヘヴィ・メタル・クイーンである"VT"もかっこいい。ラストのスパイクもかっこいい。
レッドドラゴン回が良い
レッド・ドラゴン / 新・怒りの鉄拳。
スパイクの過去、「レッドドラゴン」
ビバップは基本的に1話完結で、各話ごとに登場する賞金首だったりを中心に話が展開していきます。
賞金首だったり、謎の宇宙生物。まあ謎の宇宙生物が登場する第11話『闇夜のヘヴィ・ロック』は他の話と比べても異色で、サスペンス（？）要素があったりしてちょっと捻った回だったように思います。サムライチャンプルーの野球回みたいな。
レッドドラゴンとは、スパイクがかつて属していたチャイニーズ・マフィアです。
勘の良い人はアレかもしれませんが、まあかつて属していたものって今もなんやかんやで因縁的なのがあるよね。まあね。その因縁に立ち向かうスパイクですが、ジェットやフェイも巻き込まれたり、巻き込まれにいったりするんですよね。お互い過度に干渉してこなかった彼らが、その互いの距離に対する葛藤を持ちながらもスパイクの過去に足を踏み入れていく。最高なんだよな……。
第12話『ジュピター・ジャズ』
目薬ドラッグ「レッド・アイ」の取引に、木星の衛星カリストへ向かうビシャス。その頃、ビバップ号の金庫の中身を持ち逃げしたフェイを追っていたスパイクたちは、ジュリアという名前にぶち当たる。女の名に顔色を変えたスパイクは、ジェットの制止を振り切りカリストに向かう。その頃、フェイはグレンと名乗る不思議な青年に出会っていた……。
その中でも最the高なのが、『ジュピター・ジャズ』です。
フェイの家出から始まるジュピタージャズ。レッドドラゴン絡みの情報を掴んだスパイクも、ジェットと半分喧嘩別れみたいな感じで船を飛び出す。「知るか！」のジェット。「探さないでください」の置手紙。持ち逃げされた金庫の中身。金庫の中身。大事なことなので（ｒｙ………探しに行くジェット。
そしてな、エンディングの後にはいつも「SEE YOU SPACE COWBOY...」って出るんだけど、ジュピタージャズの時は「DO YOU HAVE A COMRADE ?」ですわ。COMRADE（同志）ですわ。最高なんだよなァ！？！？？！
あとフェイがエロい（迫真）
おわり
まだ見てない人は是非見てくれよな。
ここまで読んだんだしな。見ようぜ。
おわり
